Jamiroquaiを見に行ったら、思ったよりいろいろ拾って帰ってきた

結局、SUMMER SONIC 2026 OSAKAに行ってきた。

行くかどうかも悩んでいたし、行くとしても金曜日と日曜日のどちらにするかで結構悩んだ。日曜日は羊文学、HANA、Adoなど、普段から知っていたり聴いてみたかったりするアーティストが多い。弟も日曜日なら一緒に行ける。一方、金曜日は全体で見ると日曜日ほどではない。

ただ、Jamiroquaiがいる。

Jamiroquaiを生で見られる機会が次にいつあるのか分からないし、せっかくなら見ておきたい。

結局これが決め手になって、金曜日に行くことにした。

前日に実家から家に戻って、その翌日にまた大阪へ向かうことになったので、夏休みにやろうと思っていたことはどんどん後ろにずれていく。

まぁでも、結果としては行ってよかった。

新大阪から北へ向かう電車も初めて乗った。大阪の北側はあまり行かないので遠いイメージがあったけど、思っていたより近かった。


METALVERSE

METALVERSEは、BABYMETALのライブ「BABYMETAL RETURNS - THE OTHER ONE -」で初登場した「METALVERSE」と呼ばれるパラレルワールドを起点に活動するメタル・ダンスユニット。メタルを軸にしながら、ダンスやポップスなどを組み合わせたパフォーマンスを行っている。

今回のセットリストは、

Crazy J / Get Down / GIZA / OMIKUJI / Shoot Shoot Shoot / Naked Princess

だったらしい。

自分が見たのはほんの少し。

最初の感想は、

「ロックだなぁ」

くらい。

本当に少ししか見られていないので、どの曲を聴いたのかもよく分からない。

今回はサマソニの入口としてちょっと触れた程度だった。


WANIMA

WANIMAは熊本県出身の3人組ロックバンド。メロディック・パンクをベースにした勢いのある楽曲と、かなりストレートな日本語の歌詞が特徴で、フェスでの盛り上がりにも強いバンド。

自分も昔は結構聴いていた。

今回のセットリストは、

BIG UP / オドルヨル / いいから / シグナル / りんどう / ともに / またな

知っている曲もちょくちょくあって、普通にめちゃくちゃ乗れた。

喉の調子もかなり良さそうだった。

昔音源で聴いていたときより、ライブの方がさらに良かったかもしれない。

最初は完全に、

「うぇーーーーい!!」

で終わると思っていた。

ところが、途中のMCが思った以上に刺さった。

地震やコロナなどを例に出しながら、今当たり前に存在しているものが、いつ終わるかなんて分からないという話。

だからこそ、家族でも友人でも恋人でも、大切な人や会いたいと思っている人がいるなら、照れたり後回しにしたりせず、会えるチャンスがあるうちに絶対に会いに行ってほしいという内容だった。

これがちょうど今の自分に刺さった。

最近、かなり近いことを人から言われたばかりだった。

その言葉が残っていて、今回の帰省も当初より少し長くしていたところだったので、まったく別の場所から同じような話が飛んできて、

うわぁ……。

となった。

そこから「りんどう」。

普通に泣きそうになった。

昔WANIMAを聴いていたときには、こんな受け取り方をしていなかったと思う。

曲が変わったわけではないのに、聴く側の状況が変わるとこんなに違って聞こえるんだなぁと思った。

今回のサマソニでは、一番感情に刺さったライブだった。

あと前にいた人倒れて運ばれてた。

ミームしか知らないのなら必ず聞いてほしい。


YUKI

YUKIは、JUDY AND MARYのボーカルとして1990年代から活躍し、バンド解散後はソロで活動を続けているシンガー。ポップやロックを中心に幅広い楽曲を歌い、何より一度聴いたら分かる独特の歌声が特徴的。

今回のセットリストは、

ドラマチック / 星屑サンセット / JOY / プリズム / 長い夢 / ランデブー / WAGON

まず思ったのが、

声がおもしろい。

やっぱり特徴的。

有名な曲もあって、「あー、これ聞いたことある」となる。

音源で何となく知っていた声でも、生で聴くと存在感が全然違う。

今回は曲そのもの以上に、YUKIの声っておもしろいなぁというのが一番残った。


lil soft tennis

lil soft tennisは、奈良県出身のラッパー/シンガーソングライター。ヒップホップを軸にしながら、ロックやオルタナティブ、ポップなどの要素も混ざった音楽性を持つアーティスト。

今回はかなり近くで見ることができた。

まず、

爆音。

近くで聴けたので、音を身体ごと浴びる感じがあってよかった。

正直、曲を聴いて「これがめちゃくちゃ刺さった」というところまではいかなかったけど、フェスで知らないアーティストをかなり近い距離から見られたという意味ではよかった。

「まぁ近くで聴けたからよかった」

くらいの感想ではある。

でも、こういう特に予習していなかった人をふらっと見られるのもフェスの面白いところなんだと思う。


BINI

BINIはフィリピンの8人組ガールズグループ。フィリピンのポップミュージック、いわゆるP-Popを代表する存在の一つで、フィリピン国内だけでなく海外にも人気を広げている。

……らしいのだが、

今回は本当に一瞬しか見られなかった。

あつそうだった。

それくらい。

ちゃんと見たとは言えない。


AKMU

AKMU(アンミュ)は韓国の兄妹デュオ。兄のイ・チャンヒョクが楽曲制作を担い、妹のイ・スヒョンとともに歌う。いわゆるダンス中心のK-POPとはかなり違い、ポップ、フォーク、ジャズなどを取り込んだ楽曲と、兄妹ならではのボーカルが特徴。

ほとんど知らない状態で見た。

最初は、

「韓国っぽい!」

と思った。

でも、聴いているとどこか昔を感じる曲調でもある。

楽しそうな曲もあれば、少しチル寄りの昔っぽい曲もある。

そして、楽器の音がよかった。

特にトランペット。

ピアノも混ざっていてよい。

たんたんたーん

みたいなフレーズが妙に残っている。

何の曲だったんだろう・・・・・。

全然知らずに見たけど、音としては結構好きだった。

これは改めてちゃんと聴いてみたい。


キタニタツヤ

キタニタツヤは、ボカロP「こんにちは谷田さん」として活動した後、シンガーソングライターとして本格的に活動を始めたアーティスト。ベーシストとしての活動歴もあり、ロックを中心に、ボーカロイド文化や現代的なサウンドを取り込んだ楽曲を作っている。

最初に思ったのは、

音がいい。

ただ、声が妙に聞こえにくい。

「こういう音なのかな?」と思っていたら、少し離れたところへ移動すると普通にいい感じに聞こえた。

どうも自分がいた場所とスピーカーの位置が微妙だったらしい。

そんなこともあるんだなぁ。

しかも隣からAKMUの音が流れてきて、**「音的にはそっちの方が楽しそうだなぁ」**とか思っていた。

ただ、キタニタツヤで一番残ったのは曲とは別の部分だった。

自分のことを知ってほしい。
少しでも多くの人に自分を残したい。

そんな趣旨の話をしていた。

この考え方がいいなと思った。

最近、自分もホームページに考えたことを残したり、自分が何を知っていて何を考えているのかを整理したりすることを考えていたので、そこに引っ掛かったのかもしれない。

曲についても、改めてちゃんと聴いてみたい。


Pendulum

Pendulumはオーストラリアで結成されたバンド。ドラムンベースを軸にしながら、ロックやメタルの生演奏を融合させたサウンドが特徴で、電子音楽とバンドサウンドの両方をかなり強い音圧でぶつけてくる。

今回のセットリストは、

Propane Nightmares / Napalm / Save the Cat / Cannibal / Blood Sugar / Voodoo People / Come Alive / The Island, Pt. I (Dawn) / Halo / Archangel / Witchcraft / Tarantula / Watercolour

今回、一番予想外だった。

最初の印象は、

ドパガキ向け曲おおめ。

高速のビートに、ギターに、電子音。

EDM的なノリもかなり感じる。

「声出せ~~~。金色のギター。とぅーとぅーとぅーとぅー。**考えなくていい!!」**みたいな。

とにかく一体感がすごかった。

そして「Napalm」。

これが自分には空耳で、「日本!」に聞こえる。

しかも映像には核を連想するようなマークと津波っぽい映像が出てくる。

いや、今の時期の日本でそれやるんかいw

しかも8月14日。

翌日は終戦の日である。

もちろんナパームと核兵器は別物だし、日本のためだけに作った演出でもなさそうなので、偶然いろいろ重なっただけだと思う。

でも、それにしては悪趣味すぎる組み合わせになっていて、ニヤニヤしながら見ていた。

そして最後が「Watercolour」。

ここで、

「あれ?? これ知ってるぞ??」

となる。

昔、FPSのフラグムービーで使われていた曲だった。

ほかの曲にも「なんとなく聞いたことあるな」というものがあった。

Pendulumをちゃんと聴いていた記憶はないのに、ゲームやインターネットを通して知らないうちに聴いていたらしい。

初めてちゃんと見たのに、妙に知っている。

今回一番の予想外枠だった。

聴いていってほしい。


CARÍN LEÓN

CARÍN LEÓNはメキシコ出身のシンガーソングライター。メキシコ北部の伝統音楽をルーツに持ちながら、カントリー、ロック、ソウルなども取り込んだ音楽を作っている。

今回は遠くから聞いたくらい。

カントリーを感じた。

それくらい。

ちゃんと聴けば面白そうだったけど、今回はタイミングが合わなかった。


LE SSERAFIM

LE SSERAFIMは韓国発の5人組ガールズグループ。K-POPを軸に、ヒップホップやエレクトロニックなどを取り込んだ楽曲とパフォーマンスで世界的に活動している。

紅白で聞いた曲が流れてきた。

あー、これ聞いたやつ。

意外と悪くない。

と思っていたところで、

隣からmgk。

爆音や~~。

LE SSERAFIMがほとんど聞こえなくなった。

これがフェスである。


mgk

mgk(Machine Gun Kelly)はアメリカ出身のアーティスト。もともとはラッパーとして知られるようになったが、後にポップパンクやオルタナティブ・ロックへと大きく音楽性を広げ、現在はラップとロックの両方を行き来するようなスタイルになっている。

最初は、

爆音や~~。

くらいの感想だった。

でも、見ていると結構おもしろい。

「JJK」という曲では、アニメから取ったような音声が流れていた。

そこで「大丈夫、僕最強だから」という五条悟っぽいセリフや、ルフィがリリックにはいってた……気がする。

JJKって『呪術廻戦』のことなんかな。

とか思いながら見ていた。

そしてよく見ると、

千葉雄喜おるやん。

びびる。

「JJK」は千葉雄喜との曲だったらしい。

さらに前方では、mgk本人がステージから降りて観客の近くまで行っていた。

ファンサすごい。

曲をほとんど知らない状態でも、ライブとして見ていると結構面白かった。

この人、フェス向けかもしれん。

という印象になった。


Jamiroquai

Jamiroquaiは1990年代にイギリスで結成されたバンド。ボーカルのJay Kayを中心に、ファンク、アシッドジャズ、ディスコ、ソウルなどを融合したグルーヴ重視の音楽で世界的な人気を獲得した。日本では「Virtual Insanity」が特に有名だが、その後のファンクやダンスミュージックにも大きな影響を与えているバンド。

今回の本命。

セットリストは、

(Don't) Give Hate A Chance / Little L / Seven Days In Sunny June / Space Cowboy / Runaway / Alright / Disco Stays the Same / Canned Heat / Cosmic Girl / Love Foolosophy / Virtual Insanity

これはもう、言わずもがな。

かなりヒットソングメドレーという感じだった。

事前に予習しておいたのがめちゃくちゃ効いた。

「これ知ってる」

「これも知ってる」

が次々来る。

そしてずっとノリノリになれる。

何より、聴きながら、「いろんなところで聴いた音の元になってるんだなぁ。」と思った。

自分がこれまで聴いてきた音楽の中にあった、ファンクっぽいベースやリズム、気持ちよく身体が揺れる感じ。

そういうものを遡っていくと、Jamiroquaiにも繋がってくる。

だから「有名な海外アーティストを生で見た」というより、今まで自分が好きだった音の少し前にあるものを生で聴いたような感じがした。

金曜日を選んだ最大の理由がJamiroquaiだったので、これは本当に見られてよかった。


音楽以外のこと

IQOSの宣伝がエグかった。

ただしブースはかなり快適。

酒ももらった。満足。

下手すると会場で一番快適まである。

変なチャットを見られそうになったのだけ危なかった。

グッズはほとんど残っていなかったので、別日のサマソニTシャツを買った。

Jamiroquaiのグッズも少し欲しかったけど、またの機会に。

そこまでグッズ熱があるわけでもないのに、見てると欲しくなるので困る。

歩いていると、「ここだけ治外法権」という言葉が聞こえてきた。

350円はぼったくりだとか、「インバウンドで我々が外国人側になってしまった」とか言っている。

「おもろい人もいるんだなぁ。」と思った。

あと今回分かったのは、暑いところで座っているより、涼しいところで立っている方が身体は楽ということ。

暑い場所に居続けるのは普通に危ない。

トイレに行きたくなったときは、人が寄りつかなさそうな場所まで移動した。

正解だった。

その後はご飯とタバコ。

ライブとライブの間にこういう時間があるのもよかった。


一人でフェスに行くのは結構合っているらしい

今回一人で行ったけど、めちゃくちゃ楽しかった。

気になったアーティストを見る。違うと思ったら移動する。遠くから聞こえてきた音が気になったら寄っていく。暑ければ逃げる。疲れたら休む。タバコを吸う。飯を食う。

全部自分のタイミングでいい。

そういえば昔誰かとフェスに行ったときも、途中から普通に単独行動していた。

たぶん自分の場合、誰かと一緒にフェスへ行くことと、ずっと一緒にライブを見ることは別なんだと思う。

一緒に行ったとしても、「じゃ、またあとで」くらいがちょうどよさそう。


振り返ってみる

Jamiroquaiを見るために金曜日を選んだけど、振り返るとそれ以外のものも結構残った。

WANIMAは、昔聴いていた曲を楽しく聴くつもりだったのに、まさかMCで今の自分に刺されるとは思わなかった。

YUKIは、生で聴いた声が印象に残った。

AKMUは、全然知らなかったのに音が気持ちよくて、ちゃんと聴いてみたくなった。

キタニタツヤは、曲だけではなく本人が音楽をやっている理由のようなところが気になった。

Pendulumは完全に予想外。考えなくていい爆音と一体感が楽しかったうえに、最後に昔FPSで聴いた「Watercolour」が出てきた。

mgkは、曲を知らなくてもライブパフォーマンスを見ているだけで面白かった。

そしてJamiroquaiは期待通りだった。予習して行ったこともあって、ずっとノリながら、自分が今までいろんな音楽で聴いてきたものの源流を少し見たような感じがした。

サマソニに行くと夏休みの予定が崩れるなぁ、と直前まで悩んでいた。

実際、予定は崩れた。

でも、「行ってよかった~~~~~~。」という感じ!!!

家にいたらWANIMAのMCを聞くこともなかったし、Pendulumから昔のFPSの記憶が出てくることもなかった。

Jamiroquaiを見るために行ったはずなのに、知らなかった音楽と、昔知っていた音楽と、最近自分が考えていたことがいろいろ混ざって帰ってきた。

フェスってこういうのがおもしろいのかもしれない。


おまけ

なかなかみかんシャーベット的なのよかった。水分補給にもなるしね。